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大好きな役者さん 田村高廣さんの急逝

いまだに信じられない思いでいっぱいです。。。

18日朝、NHKのニュースを見ていた母からその訃報は知らされました。

最近お見かけすると少し痩せられたかな…とは思っていましたが。。。

まさかこんなに早くお別れすることになるなんて…。

高廣さんご本人の“葬儀後に死亡を公表してほしい”とのご遺志でその時点ではまったく何もわからず仕舞い。。。

結局その日、親族やごくごく身近な人のみで行われた葬儀の後長男の潔さんの会見でようやく詳細がわかりました。

潔さんによると、田村さんは1月の新年会で倒れ、検査を受けたが、その際は異常は見つからなかった。その後は、4月半ばまで映画「プルコギ」の撮影に参加。2週間前には、潔さんとビール瓶10本を飲み明かしたほど元気だった。
体調不良を訴えたのは13日夜。同居していた長女恵さん(48)に「気分が悪い」と訴え、床に就いた。翌14日朝に恵さんが寝室をみると、田村さんが苦しんでいた。すぐに救急車を呼んだが、途中で意識を失くし、そのまま帰らぬ人になった。(日刊スポーツ)

重度の脳梗塞で16日午前019分に都内の病院で亡くなられました。享年77歳。

戒名は「慈照院俊岳廣道居士(じしょういんしゅんがくこうどうこじ)」。

本意でなかった役者業をまっとうした父親を思い息子さんが考えた戒名だそうです。

高廣さんの思い出はたくさんあります。。。いやありすぎます。。。
そもそも篠田さん、嘉葎雄さん、高廣さんはほぼ同時期にファンになりました。
今から25年ほど前のことです。
どの作品を拝見してファンになったのか定かではありませんが。。。初めは亮さんのファンだったような気がします。

高廣さんを初めて意識した作品。。。それはやっぱり『天平の甍』だったでしょうか。。。
高廣さんは鑑真和上役で“本物の和上はこんな方だったのではないか”と思わせるほど瞑想されているそのお姿から徳と気品が漂い神々しさが感じられました。
主演は嘉葎雄さん・・・この作品は私にとって思い出深い大切な作品です。
先日、カルチャーセンターで井上靖さんの日に久々に拝見したばかりでした。

そのほかに好きな役。。。
『泥の河』の食堂のおっちゃん。
何ともいえない存在感、子供を優しく見つめる眼差し。。。映画がしまります。流石です。

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それから勝新太郎さんとコンビを組まれた『兵隊やくざ』のインテリ上等兵。
この映画で新境地を開かれましたよね。

そのほかに珍しいとこで『日本侠客伝』の侠客の鶴松役も好きだったな~。

テレビドラマでは本来なら映画で演ずるはずだった「二百三高地」の乃木希典役、「いつもお陽さま家族」の型破りで豪快なパパ竹腰貞三役、真野・小野寺版「御宿かわせみ」の沈着冷静で慈悲深い与力神林通之進役、バンツマさんそっくりな「助け人走る」の中山文十郎役など挙げだしたらキリがありません。
そして忘れちゃならんのが「京都ぽんと町殺人なべ料理」の板さん役(この物語をわかってくれる人に出会えてほんと幸せ…ねっ、のろちゃん♪)

ちょうど一年ほど前の朝ドラ「ファイト!」では主人公の女の子を励ますためにバンツマよろしく太鼓の乱れ打ちをされていました。
いいです(*^_^*)すごくよかった♪
NHKも粋なことをやるもんだわ。。。と喜んでおりました。
私もね11年前に一度だけ福岡に巡業にいらした高廣さんの「無法松の一生」を拝見させていただきましたよ。
その時の太鼓の乱れ打ちを思い出しました。

本来なら商社マンになられていたはずがお父様の急逝で映画界へ。
これ以上ないほどの大きな壁バンツマさんに押しつぶされそうになりながら…そして闘いながら自分らしさを築くのは並大抵な努力と忍耐力ではなかったかと思います。
ご兄弟のなかで雰囲気といいお声といいしゃべり方といい一番バンツマさんに似ていらしたので尚更です。
ほんとに“凄い!”の一言です。

大ベテランなのに役に取り組む真摯なそのお姿は周りの若い役者のお手本になり、高廣さんが出演されると作品が物凄く締まります。
どなたかがおっしゃっていましたが高廣さんを拝見していますと控えめな存在感を感じます。

まだまだ語りつくせません。。。
正和さんじゃないけど“二尊院に入るのはまだ早すぎますよ!”
もっともっと新しい役が見たかったよ~。
29日にNHK-BS2の衛星映画劇場で高廣さんの追悼映画『泥の河』が放映されます。
冒頭3分ほど“田村高廣さんをしのんで”を放送するそうです。

ただただ高廣さんのご冥福をお祈りするのみです。合掌。

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コメント

ほんとに淋しいですね。

品があるたたずまいに
あの「声」!

いいお声でしたね!

合掌

投稿: 邦画ブラボー | 2006年5月22日 (月) 06時41分

栃麺坊さま
TBありがとうございました。
またご家族の会見を拝見できなかったので、詳細をありがとうございました。
この間まで、TVでお見かけしていたので信じられないです。
本当に残念でなりません・・
ワイドショーで木下学校の事を話されていましたが、嘉葎雄さんも同じく木下学校で現代劇の楽しさを知ったとありました。
何となく共通点がありますよね。
「天平の甍」私も大好きな作品です。
和上と同じ年齢で去られてしまったのは不思議な縁だと感じました。
ご冥福をお祈り致します。

投稿: 博子 | 2006年5月22日 (月) 22時04分

★邦画ブラボーさま こんばんは。

大変返信が遅くなりましてすみません。
そう、ナレーションも素敵でした。
独特のしゃべり方と京都弁も大好きでした。
まだまだ高廣さんの思い出に浸っています。
TBありがとうございました。

投稿: 栃麺坊 | 2006年5月26日 (金) 00時09分

★博子さま こんばんは。

大変返信が遅くなってすみません。
そうですね。嘉葎雄さんとはいくつも共通点がありますよね。
「木下の会」のようなものがあったと聞きました。お二方とも参加されていたのでしょうかね。

和上と同じ年齢でしたか。
高廣さんが鑑真和上の役を演られた時がちょうどお父様が亡くなられた年齢でそういうことも何だか不思議な縁を感じますね。
もう残念でなりません。
TBありがとうございました。

投稿: 栃麺坊 | 2006年5月26日 (金) 00時19分

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